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柴崎幸子のリアルな日々

刻々と変わる世界経済から至近距離の出来事まで、鮮度のよいネタをリアルに発信!

ヒトラー ~最期の12日間~

お盆のお休みというか、日曜日でもあり、家の中の人口密度が高くて何もする気が起きないので(笑)Amazonプライムの契約で見放題の映画リストから、8月15日が近いせいか『ヒトラー ~最期の12日間~』を選んで午後は映画鑑賞となった。

 

2004年に公開のドイツ・オーストリア・イタリアの共同制作による映画だ。公開当時は戦後59年、ヒトラーやその側近などの描き方はドイツでも賛否両論となったようだ。ヒトラー役の俳優「ブルーノ・ガンツ」が風貌そっくりで、演技は迫真に迫り見ごたえがあった。ただ戦争映画として観た感想はここでは控える。

 

登場する女性たちの中で、ナチス宣伝相のゲッベルスの妻マクダの非常に印象に残ったシーンがあった。

 

ヒトラーを裏切ったとされる国防軍国家元帥ゲーリングや、親衛隊長官ヒムラーとは違い忠臣として描かれていたゲッベルス、その彼の妻マクダも熱烈なヒトラー崇拝者であり、自身の可愛い子供たちをナチズムの無いところでは育てたくないという強い願望を持っていた。

 

ヒトラーの自殺直前、マクダが必至でヒトラーにしがみつき嘆願するシーンがある。

「お願いやめて下さい、総統がいなくなったら私たちはどうすればよいのですか」と泣き崩れるマクダ、それを冷たく押し返してドアを閉めるヒトラー

近くで様子を見ていた夫のゲッベルスは崩れ落ちた妻のマクダに手を差し出すが、マクダは夫の手を振り払ってその場を去り、子供たちも道連れにして家族全員でヒトラーの後を追い自殺するという決断を下す。

 

妻のマクダにとって、夫のその先にいるヒトラーが唯一自分たちを守ってくれる存在?彼女の目は夫を通り越えてヒトラーしか見ていないのである。

彼女にとって夫のゲッベルスの存在は何だったのだろうか?と、非常に印象に残ったシーンだった。