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柴崎幸子のリアルな日々

刻々と変わる世界経済から至近距離の出来事まで、鮮度のよいネタをリアルに発信!

「ボランティア」について

日常

最近、ボランティアについて考えることがあり、インターネットで調べていて行きついたのが現役西宮市長である今村岳司(イマムラ タケシ)氏のブログである。

なかなかにその言動で物議をかもしている41歳1期目の市長だ。

私の通った高校が西宮市にあるので、よけいに親近感がわいたこともある。

 

以下、今村氏のブログより抜粋

 

16年前に私は被災し、実家を全焼して失いました。

悔しくて、悔しすぎて、記憶から消していたことが、いろいろ蘇ってきて辛いです。

ひとつは、観光気分で来た自分探しボランティアの連中のこと。

彼らは、人から感謝されることを楽しみにやってきただけでした。
だから、汚れ仕事やしんどい仕事は何かと言い訳しながらやりませんでした。
彼らで集まって楽しそうに親睦を深め合っていました。
そんな彼らに「惨めな被災者」と扱われる屈辱
何日か経ったとき、避難所のリーダーが耐えきれずに怒鳴り散らして彼らを追い返してくれました。
彼らがいなくなっても、彼らに受けた屈辱は消えませんでした。

ひとつは、「家が焼けただけでしょ?」と私に言った大学教授のこと。

 震災後しばらく経って、避難所を少しはあけても手が足りるかなと思ったころに、大学に試験を受けられないと説明にいくために、京都まで出向いて教授を順番に廻りました。
ある教授はこういいました。
「ペンと本があれば勉強できるわけだし、もう電車も復旧しているから、試験も受けに来れるはずでしょ?家が焼けたからと言って、ねぇ。。」
研究室でものを投げ散らかして軽く暴れたあと、彼に「おまえの家が焼けてもペンと本があれば授業をするんだな?」と言って帰りました。
部屋を出たあと、暴れたのは、目の前の豚を殺したかったからではなく、被災者以外が被災者のことを理解してくれるのではないかと期待した自分の愚かさに、腹が立ったからだとわかりました。

 

「被災経験のあるあなたに訊きたいが、被災地に対して何かできることはないか」と友人に訊かれたので、こう答えました。

まずは、呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。
被災地から出ようとする人、入ろうとする支援部隊や家族でアクセスはただでさえ大混乱ですから非常に邪魔です。
統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」はただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません。
自衛隊は、食糧から水から燃料から寝具から、全て自前で用意して出動します。
しかし、手ぶらのボランティアは、被災者が食うべきものを食い、被災者が飲むべき水を飲み、被災者が寝るべきところで寝るのです。

 

次に、要請されないかぎり何も送らないことです。
何が不足しているかもわからずに送られてくるものは、(被災地に送られてくる)千羽鶴と同じゴミです
「着るものがないだろう」とボロを送られても馬鹿にされたと思うだけです。
水もガスもないところにカップ麺を送られても意味ありません。
現場に何が必要かを理解しているのは現場のプロだけです。
「○が不足しているのでどこに送って欲しい」という呼びかけに応えるのであれば、ぜひ送ればいいともいます。

 

要はプロに任せることです。
16年前、遠くのまちの名前が書かれた消防車やパトカー、そしてなにより規律正しい自衛隊が来てくれたときには、ほんとうに嬉しかったです。
彼らは、これまでに見たどんな人間より気高かったです。
彼らはプロとしての技術を持っていましたし、彼らは私たちに感謝されることなど求めていませんでした。
被災地に必要なのは、プロだけです。

(全文は今村氏のブログサイトで読んでいただきたい、市政報告等も興味深い)

 

被災者に対するボランティアの在り方について、被災者側からの意見の一つであるが、この文章の中には被災現場だけではなく、世の中のあらゆる場面において考えられることが多々含まれていると感じた。

 

◆手ぶらのボランティアは自分探しの観光客、被災者が食うべきものを食う

世の中の自己啓発を促す収益を生まない団体、理念は立派だと思うが潤沢なお金を持っている人間がやらなければこうなる。

 

◆現場に何が必要かを理解しているのは現場のプロだけ

被災現場だけではない、あらゆる現場において何が必要かを理解しているのは現場のプロだけであるということ。現場のプロとは座学だけでは得られない豊富な経験を積んでいる人たちである。当然、プロは無償ではなく有償である。被災地のプロへは被災者は支払えないが、国やその他の機関、寄付などで賄われているのだ。

 

◆プロは感謝されることなど求めていない

報酬を得るとはそういうことである。プロとはそいうものである。

 

歯に衣着せぬ言動は時として物議をかもす言動となる。

しかし、きっちりと結論までの過程があれば、何であれ耳を傾ける。

 

今村岳司さん、岡田武史さん、※※※さん・・・

最近気になる発信は、「たけし」さんという名前の人が多いような。